小岩駅に住む～小岩駅周辺の街の雰囲気♪

本当に住みやすい街大賞2020第7位。

そしてアットホームのカップルに人気の駅ランキングではな、なんと3位の恵比寿をおさえ1位に輝いた小岩、(因みに2位は新小岩。。と、この時点でこの調査は怪しさ満点ですが)

自分の地元じゃないんだけど地元に帰ってきた感がある町、一筋縄ではいかない街

とかえっ❔えっ❔のデータがありますが私的には鉛筆の街という感じですかね。

ＪＲ小岩駅ははお隣の新小岩駅より30年ほど早く1899年に総武鉄道の駅として開業。かなり古い駅ですよね。

2019年（令和元年）度の1日平均乗車人員は66,125人、こちらもお隣新小岩駅とおなじように30年前とほとんど変わらず。。。ある意味完成された街なのですかね。

駅なかの改札前には、地元出身の第44代横綱栃錦の像があり、小岩っ子の待ち合わせ場所になっている　のかどうかわかりませんが、待ち合わせに使うのならここなのかな。。因みに栃錦は小岩駅近くの下小岩小学校の卒業生だそうです。

小岩の街を一言で言うと、「おしゃれじゃないけどごちゃごちゃしてて活気のあるところが好き」という人向けの街ですね。

自分は何度か来ていて、とある日も2時間ぐらいかけてあちこちうろついてみたのですが、街並みは昔からの東京の街というか〜ちょっと大げさに例えて言うなら「ラーメン博物館」、はたまたデックス東京ビーチ内にある「お台場一丁目商店街」のような商店街があのようなバーチャルでなく現実のものとして広がっておる街だと思います。

私はもうおっさんなのですが、「ああ子供の頃こういう街が中央線沿線にはよくあったよね」という感じの街ですかな。

そして小岩と新小岩を比べた場合、快速が止まるのは確かに新小岩ですが、街の規模と言うか商店街の規模を考えた場合、小岩の方が新小岩の3倍ぐらいはあるようなイメージですね。東京度はこちらの方が上かな。

新小岩の場合、商店街や繁華街をずんずん進んでいくと割とすぐ終わってしまうのですが、小岩の場合はなかなか終わらない。

「えっ、この先まだあんの?まだあんの?」という感じで、たい焼きで言うならしっぽまでしっかりあんこが入っている〜そんな感じの街です(江戸川区比・・・いや渋谷や新宿と比べないでくださいよ・汗)

総武線の快速が停まらないというデメリットを除いたとしたら、私なら住むのはこちらですかね～
クラシカルな東京感がたまらないというか、まあこんな感じの良さは感じない人には全く分からないでしょうが・・・

小岩駅前の写真 — 小岩駅・南口を背に右手を写した写真です。ストリートビューではうまくできませんでした。

駅南?から扇型に商店街が3本延びているのですが、真ん中にある昭和通り商店街の駅と反対側の入り口付近などは映画・麻雀放浪記の世界。創業半世紀のクラシカルな町中華屋さんも佇んでいます。

ではまずは小岩駅の南から見てみましょう。
駅を背に右手からフラワーロード、昭和通り商店街、サンロードと3本の商店街が伸びています。

「逃げたくなるなんだけど、逃げられなくなる！小岩に住んでしまったら一生小岩！」　マツコ・デラックス氏のセリフです。

「小岩を知ったら他のとこなんて生ぬるくて住んだ気にならないわよっ」ともおっしゃっていましたがはたしてこの欲望と混迷の街・・・(ではないです、決して・汗)　にはどんな魅力があるのでしょうか。

小岩を一言で言うと「おしゃれじゃないけど活気があり、昭和ノスタルジーに浸れる街」といったところじゃないでしょうか。

それでは知れば知るほどディープインパクトな小岩を散策してみたいと思います。まあ散策じゃあディープ度を味わう、まではいかないでしょうがね。

商店街は駅を背にして3本。

右手からフラワーロード、昭和通り商店街、サンロードとあります。

基本　駅南の町名は江戸川区南小岩です。ロータリー右手入り口に以前は区が運営する駐輪場やら「コージーコーナー」などがありましたが2021年2月に１０階建ての小岩っぽくない商業施設FIRSTA koiwa(ファスタ小岩)がOPENしまスタ。ドトール、くら寿司、中華屋さんなどが入ってます。

小岩の新たなランドマークって感じなのですかね。

そのままロータリーを右周りに進むとその先には全長900 M ほどのフラワーロードが伸びています。
緊急事態宣言中だからか1/3くらいシャッターが下りていましたね〜

右手にリンガーハット、 KFC 、その先には蔦屋があってその上にジョナサン？があったはずなのですが無くなってしまいましたね、コロナの影響でしょうか。何か街からファミレスが消えてしまうのって少し寂しい気がしますよね。

そう言えばジョナサンがあったところの道路挟んだところの向かいでは、小岩名物現金つかみ取り※などが行われておりましたが流行り病の影響で去年や今年はやらないのかな？

これの為に小岩を離れられないという方もおられるのでなんとか早めに復活して、小岩っ子の目をギラギラさせてほしいものです。

ふと目に留まったのはこの商店街アーケード内では異空間とも思える「中央マーケット」・・・奥の方のシャッターが閉まっていたので入り口しか見られませんでしたが、今は緊急事態宣言中だから使われていないのか……はたまたもうその役目を終えてしまってひっそり眠りに入ってしまったのか。
それにしても歴史あるマーケットのようです。

フラワーロードは近代的で活気のある商店街ですが、チェーン店というか系列店が割と多くそれほど街の色は感じられませんでしたね。

サミットや下町庶民の味方まいばすけっとなどもあり、まあ普段使いの商店街といったところでしょうか。
ただフラワーロードの終わり頃には小岩親水緑道というちょっと京都のようなおしゃれな小径などもありなかなか趣がありましたね。

お次は小岩駅を背にして扇状に3本広がる商店街の真ん中、昭和通り商店街を見て行きます。
こちらは歩行者メインの商店街です。

3本ある商店街のなかで一番クラシカルでノスタルジックな気分に浸れる商店街と言えますね。
商店街に入ってしばらく行くと右手に立ち飲みオープンエア❔の焼き鳥屋さん。昼からおっさんずで賑わっています。しかしそのおっさんずはどう見ても日本人じゃない感じでなかなかインターナショナルな雰囲気でした。

それにしても皆さんワイワイ(ホントはしちゃいけないんだろうけど)楽しそうでしたなあ・・・

この通りにはチェーン店はあまりなく個人商店が多いのも魅力です。

商店街をまっすぐ進み小岩中通りを超えさらに商店街を進むと昭和感は一層強まります。商店街出口付近に佇む、映画・麻雀放浪記で大竹しのぶが働いていた感じのしぶ～いラーメン屋さん発見。
ちょうどお腹も空いてきたのところなので迷うことなく入店。店内はコロナ対策の仕切りはありますが昔のドラマか映画にでも出てきそうなラーメン屋さん。

壁には芸能人のサインもチラホラでしたが、芸能人が来ようが来まいがずっと残って欲しい感じのお店です。

自分は初入店のラーメン屋ではほとんどラーメンと餃子を頼み様子を見るものなので今回もそう決めていたのですが、少し遅れて入ってきた常連と思しきおじさんが迷うことなく「エビチリ丼ね」と店主に頼むのを見て心がぐらりんこ。

まあでもここはマイルールを変えずにラーぎょー850円を注文。
料理を運んでもらうのが申し訳なくなってしまうようなやや腰の曲がったご年配の婦人がはこんできてくれたラーメンのお味はいつもの東京ラーメンという感じ。

餃子の味も悪くないのです。が、ラーメンは味が悪くないだけにもう少し醤油味濃いめでも良いのではないかなと思いました。
まあ塩分控えめになっておりますので健康のためにはちょうど良いのかな～ラーメン一杯ならちょっと薄めですが二杯食べるならまさにこの味。

萬石 (小岩/中華料理)

★★★☆☆3.13

お腹も満たして最後はサンロード。
こちらもカタカナ表記ですが雰囲気は昭和のまんま、片側一車線の車道を挟んでアーケード商店街が続きます。
こちらも緊急事態宣言中だったからかシャッターが下りているお店が多かったのですが、アーケードの天井から吊るされている黄色の光る看板が並ぶ様は古きよき下町商店街のわびさび感満載で、歩き進んでいくにつれ懐かしくも切なかった子供の頃の記憶を呼び起こします。

ああ懐かしい〜とはいえこの感覚は中年以降ぐらいの人じゃないと分からないかな。

この通りをさらに進み小岩中央通りを越えて柴又街道を超えると左手に小岩警察署やら小岩区民会館などがありサンロードが徐々に住宅街へと変貌していきます。

※小岩現金掴み取り　3000円分のお買い物で抽選券1枚、500円分のお買い物で補助券1枚、補助券は5枚で抽選1回分。１等・１００円玉掴み取り、２等・５０円玉掴み取り、３等・１円玉掴み取り、ＭＩＸ賞・1円から500円玉掴み取り。毎年夏頃開催されます。

お次は南口の3本の商店街と別の商店街と言うか駅から見て左手にあるリトル歌舞伎町とでも言うべき小路を見ていきましょう。

小路はカラー舗装された道路入口から入り2件ほどの飲食店の後は風俗店もちらほら。。いやーこれぞザ・小岩といった趣の小路ですね。

ほとんどスタジオセットのような趣のある通りです、そういや門前仲町にもこんな小路あったなあ。

ただ気になったのはこちらも異邦人と思われるお方が街の片隅に座り込み、シャープな目つきで道行く人々を眺めています。