やはり野球は守備・走塁

ベイスターズの写真 ベイスターズ考察

むかしむかしガキンチョだった私は野球というものは3割バッターをたくさん揃えたチームが優勝するんだと思ってました。

(以下、ちょっと古い話ですがお付き合いください。敬称略)

ところが 1987年の日本シリーズ 西武VS巨人という(特に第6戦)「悪魔の公開処刑」を見て 野球観がガラリと変わってしまいましたね。
実は自分は大洋ファンでありながらこの年の巨人にかなり注目していて心底巨人に勝ってくれと思いながら見ていました。いやこのチームマジかっけー✨とか思って

今でもなぜか覚えているのですが1987年の巨人は確か巨人史上最強助っ人(と思う)クロマティが最終戦だかで打率3割にのせ最終的に3割バッターが5人 、ホームラン数はチーム 159 本(巨人にしてはまあ平凡ですが)と西武を圧倒している状態で日本シリーズに突入しました。はっきり覚えてるのですが 西武は石毛の2割6分9厘がチーム最高打率で、チーム打率も巨人の281に対し 西武 は249。 ピッチャーも西武には 東尾 工藤 郭と極太3本柱がいたとはいえ 巨人も 桑田 江川 槙原 水野 西本などいてほぼ互角どころか巨人が上の様相。抑えも鹿取が居たりしてね。まあ4勝1敗で巨人かなと思っておりました。

しかしながらシリーズ前、解説者は一斉に 西武有利予想 。子供ながら自分は「何見とんのやっ」て感じましたね。 守備?機動力? 通ぶっちゃって~打ちゃいいんよ、打ちゃ、と。

まあチーム打率というものは 短期決戦ではそれほど重要視されないので3割バッター 5人という要素は省くにしても圧倒的巨人有利だと思っていましたね。

しかし結果は衝撃的なものでした 。4勝2敗で西武が日本一になるのですが 数字以上に両チームの力の差を感じ、もう1回シリーズやっても巨人は西武に勝てないんじゃないかなと。 シリーズ 後に森監督が「どこかの優勝チームはとは違うのだ、と?」 と アナウンサーに聞かれ「まあ そういうことに。勝たせてもらったんでそのへんで」みたいな感じで答えていましたが 、この監督、かなり戦前から自信あったんでしょうね。
かくしてガキンチョは「走塁一つで1点をもぎ取る」西武の冷徹な野球の前に、大人の階段を強制的に登らされることになってしまったのでした。。

「いやいや、1985年の猛虎打線や、1998年の我がマシンガン打線は『打ち勝った野球』だったろ!」 と言ってはなりません。実は彼ら、守りも神がかっていたのだす。

🐯1985年・阪神
木戸克彦(捕手)、岡田彰布(二塁手)、掛布雅之(三塁手)、平田勝男(遊撃手)の4選手が今でいうゴールデングラブ賞 受賞。

✨1998年・横浜 マシンガン打線の年のベイも谷繁 駒田 進藤 タクロー、 ローズと5人で内野全ポジション受賞。
まあ投票により選出のこの賞は優勝チームからゴールデングラブ賞が出やすいという事情を差し引いても2チームの守備は堅かった。

基本的に勝つために一番大事なのは ピッチャーであることは言うまでもないのですが、リーグ優勝においてはピッチャーを含めた守備そして走塁が大事なのではないかと思うんですよね。

※参考までに 2004年の 史上最強打線と言われた巨人を例に出してみますが(巨人ファンの皆さんスイマセン)

1番 仁志敏久   289    28本   盗塁3
2番 清水隆行 308 16本 盗塁4
3番 タフィ・ローズ 287 45本 盗塁3
4番 高橋由伸 317 30本 盗塁1
5番 小久保裕紀 314 41本 盗塁0
6番 ロベルト・ペタジーニ 290 29本 盗塁2
7番 阿部慎之助 301 33本 盗塁0
8番 二岡智宏 269 9本 盗塁0 
※前年とか見ても30発くらい打てる二岡選手が唯一チームバッティング??

こんなオールスターのような打線でもその他の指標がイマイチなためリーグ首位の中日に8ゲームの差をつけられリーグ3位でした。

話戻ってベイの球を見てるとやたら 打率を上げようとしてるような感じのバッティング練習増し増し 、そして試合運びです。おまけに首脳陣ときたら、「過去に3割打った実績」という甘い蜜に引き寄せられ、高打率の選手をやたらと重宝する。

しかしながら打率はそこまで大事じゃないんじゃないかと思うんですよね〜

ここでちょっとした「算数」にお付き合いいただきたいのですが、例えば今はシーズン143試合 なので各バッターの規定打席は443 打席です。この数字から各球団のレギュラー クラスの四死球率の平均14%を掛けてひくと

381打数となります。この条件で3割バッターと2割7分 バッターを比べてみますと、 年間のヒット数は

3割バッター114本。 2割7分 バッター103本となります 。

3割バッターと2割7分 バッターってだいぶ違う イメージがありますが年間のヒット数の差は11本(ちょい大雑把な計算ですが)。 1ヶ月あたりに直すと2本弱です。これを見ると守備 走塁に難のある3割バッターよりも2割6分とか最悪2割5分でも 守備 走塁に穴のない選手を揃えたチームのほうが格段にリーグ優勝に近い位置にあると言えます 。まあ3割バッターが30発近く打つならまだしも。

そしてチャンスに強い2割5分 バッターとチャンスに弱い3割バッターでは当然前者ですよね。

また近年の野球の統計学(セイバーメトリクス)においても 1点を防ぐ価値は1点を取る価値よりわずかに高いとされており失点を防ぐ能力の高いチームが年間を通して成績が安定しやすいのです。

さらに言うと 打撃に比べ 守備 走塁 というものはスランプが少ない。打撃というものは丸いものを丸いものに当てるわけですし、そういつも好調というわけにはいかない。どんなに能力があるバッターでもいつもいい結果が出るとも限らない。 バットの芯を2mm違えるだけでホームランか外野フライが決まったりするわけですし。バッターのメンタルによって数字の上がり下がりもありそのため 打線は水物とよく言われます。どんなにいいバッターでも必ずシーズン中にスランプというものが来ます。

さらに言えば、守備の乱れは投手の魂をダイレクトに削る。ヒットを打たれた後 ピッチャーは「ドンマイドンマイ」みたいな顔しながらもこう思うかもしれません「 記録上はヒットだけど〇〇の守備だったら アウトだっただろうな」 と試合中にやる気も薄まります。
他のチームだったら完封できていたかもしれない試合がクソ守備のせいで負け投手になったりもします。結果いいピッチャーは 最近の球界の防御率重視の傾向もあり「FAになったら、守備練習をちゃんとやる守備がガッチリしたチームに脱出しよう」と荷物をまとめ始める・・・かもしれない。またFAになった選手はどこのチームに行こうかで悩んだ時、「あのチームは守備練しないからやめとこう」となる・・・かもしれません。

ベイは記録にならないしょぼい守備がホント多い・・・この交流戦を見ていてさらに良く分かりました。
そろそろ(って35年ほど遅いくらいですが)いい加減俊足・好守備の選手をそろえる時期なのでは。。。

むかしむかしガキンチョだった私は野球というものは3割バッターをたくさん揃えたチームが優勝するんだと思ってました。

(以下、ちょっと古い話ですがお付き合いください。敬称略)

ところが 1987年の日本シリーズ 西武VS巨人という(特に第6戦)「悪魔の公開処刑」を見て 野球観がガラリと変わってしまいましたね。
実は自分は大洋ファンでありながらこの年の巨人にかなり注目していて心底巨人に勝ってくれと思いながら見ていました。いやこのチームマジかっけーとか思って

今でもなぜか覚えているのですが1987年の巨人は確かクロマティ選手が最終戦だかで打率3割にのせ最終的に3割バッターが5人 、ホームラン数はチーム 159 本(巨人にしてはまあ平凡ですが)と西武を圧倒している状態で日本シリーズに突入しました。はっきり覚えてるのですが 西武は石毛の2割6分9厘がチーム最高打率で、チーム打率も巨人の281に対し 西武 は249。 ピッチャーも西武には 東尾 工藤 郭と極太3本柱がいたとはいえ 巨人も 桑田 江川 槙原 水野 西本などいてほぼ互角どころか巨人が上の様相、まあ4勝1敗で巨人かなと思っておりました。

しかしながらシリーズ前、解説者は一斉に 西武有利予想 。子供ながら自分は「何見とんのやっ」て感じましたね。 守備?機動力? 通ぶっちゃって~打ちゃいいんよ、打ちゃ、と。

まあチーム打率というものは 短期決戦ではそれほど重要視されないので3割バッター 5人という要素は省くにしても圧倒的巨人有利だと思っていましたね。

しかし結果は衝撃的なものでした 。4勝2敗で西武が日本一になるのですが 数字以上に両チームの力の差を感じ、もう1回シリーズやっても巨人は西武に勝てないんじゃないかなと。 シリーズ 後に森監督が「どこかの優勝チームはとは違うのだ、と?」 と アナウンサーに聞かれ「まあ そういうことに。勝たせてもらったんでそのへんで」みたいな感じで答えていましたが 、この監督、かなり戦前から自信あったんでしょうね。
かくしてガキンチョは「走塁一つで1点をもぎ取る」西武の冷徹な野球の前に、大人の階段を強制的に登らされることになってしまったのでした。。

こう書くと「いやいや、1985年の猛虎打線や、1998年の我がマシンガン打線は『打ち勝った野球』だったろ!」 と言ってはなりません。実は彼ら、守りも神がかっていたのだす。

🐯1985年・阪神
木戸克彦(捕手)、岡田彰布(二塁手)、掛布雅之(三塁手)、平田勝男(遊撃手)の4選手が今でいうゴールデングラブ賞 受賞。

✨1998年・横浜 マシンガン打線の年のベイも谷繁 駒田 進藤 タクロー、 ローズと5人で内野全ポジション受賞。
まあ投票により選出のこの賞は優勝チームからゴールデングラブ賞が出やすいという事情を差し引いても2チームの守備は堅かった。

基本的に勝つために一番大事なのは ピッチャーであることは言うまでもないのですが、リーグ優勝においてはピッチャーを含めた守備そして走塁が大事なのではないかと思うんですよね。

※参考までに 2004年の 史上最強打線と言われた巨人を例に出してみますが(巨人ファンの皆さんスイマセン)

1番 仁志敏久   289    28本   盗塁3
2番 清水隆行 308 16本 盗塁4
3番 タフィ・ローズ 287 45本 盗塁34番 高橋由伸 317 30本 盗塁1
5番 小久保裕紀 314 41本 盗塁0
6番 ロベルト・ペタジーニ 290 29本 盗塁2
7番 阿部慎之助 301 33本 盗塁0
8番 二岡智宏 269 9本 盗塁0 
※前年とか見ても30発くらい打てる二岡選手が唯一チームバッティング??

こんな打線でもその他の指標がイマイチなためリーグ首位の中日に8ゲームの差をつけられリーグ3位でした。

話戻ってベイの球を見てるとやたら 打率を上げようとしてるような感じのバッティング練習増し増し 、そして試合運びです。おまけに首脳陣ときたら、「過去に3割打った実績」という甘い蜜に引き寄せられ、高打率の選手をやたらと重宝する。

しかしながら打率はそこまで大事じゃないんじゃないかと思うんですよね〜

ここでちょっとした「算数」にお付き合いいただきたいのですが、例えば今はシーズン143試合 なので各バッターの規定打席は443 打席です。この数字から各球団のレギュラー クラスの四死球率の平均14%を掛けてひくと

381打数となります。この条件で3割バッターと2割7分 バッターを比べてみますと、 年間のヒット数は

3割バッター114本。 2割7分 バッター103本となります 。

3割バッターと2割7分 バッターってだいぶ違う イメージがありますが年間のヒット数の差は11本(ちょい大雑把な計算ですが)。 1ヶ月あたりに直すと2本弱です。これを見ると守備 走塁に難のある3割バッターよりも2割6分とか最悪2割5分でも 守備 走塁に穴のない選手を揃えたチームのほうが格段にリーグ優勝に近い位置にあると言えます 。まあ3割バッターが30発近く打つならまだしも。

そしてチャンスに強い2割5分 バッターとチャンスに弱い3割バッターでは当然前者ですよね。

また近年の野球の統計学(セイバーメトリクス)においても 1点を防ぐ価値は1点を取る価値よりわずかに高いとされており失点を防ぐ能力の高いチームが年間を通して成績が安定しやすいのです。

さらに言うと 打撃に比べ 守備 走塁 というものはスランプが少ない。打撃というものは丸いものを丸いものに当てるわけですし、そういつも好調というわけにはいかない。どんなに能力があるバッターでもいつもいい結果が出るとも限らない。 バットの芯を2mm違えるだけでホームランか外野フライが決まったりするわけですし。バッターのメンタルによって数字の上がり下がりもありそのため 打線は水物とよく言われます。どんなにいいバッターでも必ずシーズン中にスランプというものが来ます。

さらに言えば、守備の乱れは投手の魂をダイレクトに削る。ヒットを打たれた後 ピッチャーはこう思うかもしれません「 記録上はヒットだけど〇〇の守備だったら アウトだっただろうな」 と試合中にやる気も薄まります。 他のチームだったら完封できていたかもしれない試合がクソ守備のせいで負け投手になったりもします。結果いいピッチャーは 最近の球界の防御率重視の傾向もあり「FAになったら、守備がガッチリしたチームに脱出しよう」と荷物をまとめ始める・・・かもしれない。

ベイは記録にならないしょぼい守備がホント多い・・・この交流戦を見ていてさらに良く分かりました。
そろそろ(って35年ほど遅いくらいですが)いい加減俊足・好守備の選手をそろえる時期なのでは。。。

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